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スペイン生活の幕開け

こんにちは!
ついに、ついに、ついに、ついにスペインの生活の場に到着しました。
長い道のりでした・・・10月25日、念願のビザを握り締めて成田空港をあとにした後が。もう何が起きてもびっくりしないよ。出来事をざっと時系列で報告しますと、
・成田を発った飛行機がロンドンのヒースロー空港に着いたものの立ち往生。空港全体が飛行機たちと人間たちでごったがえしてカオスとなる。
・乗り継ぎ便(ビルバオ行き)に乗れない
・代わりの便を手配してもらったもののそれも乗れない(ちなみにそれは空港全体がカオスだったことに加え私が愚鈍に空港内で道に迷ったため)
・ロンドンにてホテルで一泊を余儀なくされる
・それはつまり、入国したくもない英国の厳しい入国チェックを受けて入国し、翌朝厳しい出国チェックを受けて出国するということである。ほとほと疲れて気もそぞろ、でも長蛇の列のさなかにキューバ難民の母娘と仲良くなったり、韓国人の弁護士のおじさんと仲良くなったりする。航空会社からもらった今日のホテル行きシャトルバスのチケットを落とし(さすが私)、キューバ母娘に助けられながら半泣きでうろうろしているうちに無事にチケットを拾ったりして(奇跡)ホテルに向かう。くたくた。母娘は19年前に手漕ぎボートで逃亡してアメリカ国籍を手に入れたというリアル難民である!さすが難民、さすがのサバイバル能力、ちゃきちゃきした娘は「悪夢だ!こんな場所には二度と来ない!」と怒りながらも、英語のしゃべれない母親と愚鈍な私をしっかりと引率してくれる。母娘はインド旅行帰りで、ふたりともサリーを着ている。ちなみに英語のしゃべれない母親は名をマリ(正式にはマリア)といい、星座は私と同じてんびん座。私の名前を聞いて喜び、私もてんびん座だと知ると、「やっぱりね」と言われる。
・そんなわけでロンドンから、行き先を変更してバルセロナ行きの飛行機に乗ってついにスペインに上陸。バルセロナからバレンシア行きの特急列車に乗る。
・飛行機の中で出会ったナンパ師にタクシーに乗せてもらい、何か食べるためにいっしょにレストランに入ったが死ぬほどまずい。どうしたらこのまずさでレストランを運営していけるのかが知りたい。
・ちなみに基本的に私は中国人だと思われています。私の風貌もおおいに関係ありますが、もしかしていまのトレンドは日本ではなく中国なのではないでしょうか。なんとなく、2年前と温度差を感じます。
・列車の駅に到着するが、線路が壊れているので特急列車の乗客は全員ぞろぞろと大きなバスに乗せられて、線路の壊れていない駅まで運ばれる。
・1時間程度の遅れで済んでとにかくバレンシアに到着し、数時間後、じつはヒルトンホテルのパーティ会場でさっそくペインティングパフォーマンスを行いました。写真はのちほど。ちなみにロンドンのカオスの影響で、スーツケースは私といっしょに飛行機に乗ってくれなくて、絵の具や化粧道具や着替えなど全てを乗せたままビルバオ空港に運ばれた。でもそれは想定の範囲内であり、そんなこともあろうかと、絵の具と衣装はバネッサ(マネージャー)に持ってきてもらっていたのでだいじょうぶ。
・そしてパーティの翌日、その絵の具一式と筆一式は、ヒルトンホテルによって紛失されました。この時点でもう、何が起きても「やっぱりね」と思うようになりました、ようこそスペイン!です。画材一式の代金はヒルトンホテルが弁償してくれるようだ。
・でもまあとにかくハッピーなパーティ、ハッピーなパフォーマンスであった。あ、そうそう、パーティは仮面舞踏会(仮面は任意)でした!仮面体験は新発見です。
・その後もバレンシアにて、食べて飲んで寝る楽しい週末を過ごす。
・ちなみにこの週末で改めて悟ったこととしては、「そうでした、スペイン人は食事とお酒と下ネタでできているんでした」、ということでした。白熱した議論のとちゅうでバネッサが時折私のために英語で通訳をしてくれるのだが、「we are speaking about ***」(下ネタ)と教えてくれた30分後に「we are speaking about ********」(下ネタ)、その1時間後にもまだ「we are speaking about ****************」(下ネタ)といった感じで、終わりなき議論がくりひろげられておった(男女混合。レストランにて、大声で)。そしてみなさん例外なくオヤジギャグである。ちょっと待ってーここは場末のスナックなのか?ウブな日本人女性だと思われると余計にきまりが悪いので、オヤジギャグも下ネタもなんのその、という感じで振舞う。受け答えにももう慣れました。ちなみに、オヤジギャグも下ネタもカラッとしており、正直なところ、不思議に爆笑できるんだわ。そもそもスペイン語がわからなくてもそもそも人々のようすが可笑しい、なんなのこの人たちはいったい。
といった感じでようやくサンセバスチャン(スペイン北部、バスク地方の、これから2ヶ月間の私の生活する町)に到着して、今週から生活が始まります。アトリエの鍵ももらって、みんなに挨拶して、スーツケースが無事に配達されて、部屋に荷物を納めて、ほっと一息ついたところ。ちなみに水曜日と木曜日に両親が来ます。さっそく。なんせ初めて実家を出た私だからね・・・ちなみに両親の銀婚式の旅行でもあるそうです。彼らは今パリを旅行しているそうです。
とにかくとにかく、結果的にはすべてがうまくいった、あー、よかった。
成田を出てからいろんなひとに出会いいろんなできごとがありいろんなひとに助けられました。あー、外国に暮らすってこういうことなんだね!という洗礼を受けて、スペイン生活の幕開けです!
写真は、仮面のようすと、新しい部屋のようす。壁はきいろです。
麻
Posted by イシワタマリMari Ishiwata | 01:19 | Comment [4] | TrackBack [0] | 未分類
子どもワークショップを終えて

子どもワークショップ「プレゼント職人ごっこ」が終わりました。やっと、個展の準備に打ち込める!
今回はかなり大成功って言えるような気がする!子どもが狂喜乱舞して熱中しまくっていたし、大人も含めみんなとても楽しそうだった。
子どもワークショップも日本で1回、インドで1回、大人ワークショップも入れれば計4回目だっていうのあるし、何度かほかのワークショップのお手伝いスタッフをしたっていうのもあるし、最近までアシスタント業務をしていた「三田の家」での経験や、大学の授業のアシスタントの経験などが、とっても活かされたような気がする。
と、いえるのはつまり、
子供って大人と全然変わらないんです。大人との付き合いが子供よりも楽だと感じるとすれば、それは「暗黙の了解」を共有しているような同種の人間同士の場合にかぎると思う。私のここ最近の経験は、ほんとうに「暗黙の了解」の通用しない異人種たちとの関係だったので、子ども以上に「!!」な状況が飛び出しまくる。子どもなんて目じゃない。と、思った。
子供が20人集まるとそれはミニ社会。「教室」にはたらく力学はちょっとおそろしくて、だけど超おもしろい。
大学生でも小学生でも幼稚園児でも社会人でもまあ同じ。「子どもが純粋・自由」というのは大嘘で、(と、いうことを、私は昨年末知った)子どもだって先入観でこりこりにこりかたまっている。でも何か作っていると、なんかそういうのがなんとなーくはずれていくんだ。
はずれやすい、という意味では「子どもが純粋」説もまちがってはいない、だけど純粋だからこそ、先入観に染まってしまうのもすぐなのだ。
だから私は自分のやっていること、やろうとしていることに確信犯的な可能性を感じた。
今回の写真もそのうちにアップできるかと思います!
あとは個展の準備にあけくれることができるさ。
麻
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Posted by イシワタマリMari Ishiwata | 13:58 | Comment [13] | TrackBack [0] | 未分類
生まれ変わったとき

1年前の日記を読み返してみたんだけど。
http://mariishiwata.blog63.fc2.com/blog-entry-72.html#more
あの頃の私、完全に気が狂っていたな!
あの頃すべてが始まったのだ。それ以前には、今見ているものなんてほとんどは見えていなかったんだ。
私はあの頃生まれ変わったんだろうと思う。これからもあと何回か生まれ変わるんだろうかなあ。
麻
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Posted by イシワタマリMari Ishiwata | 20:35 | Comment [0] | TrackBack [0] | 未分類
むなしみよこんにちは

祝!おかえり、私!
ここ3週間くらい、自分を失い続けていたんです。バランスが最悪で、自分でもかなり嫌いな自分になってました。
こないだ1年ぶりくらいに二日酔いですーごく気持ち悪い朝を迎えて、「むなしい!絵に描いたようにむなしい!」と思った日にいろいろふっきれて我に返りました。同じ経験のあるひと、がんばりましょう。(子どものころ「ムナシイ」って言葉がなんとなく流行ってた気がするけど(流行ってなかった?)子どもの頃はぜったい「空しい・虚しい」なんて言葉の意味わかってなかっただろうな。)
バランスをとるのって本当にむずかしいね。ふとした拍子にすぐ足を踏み外すから。自分にとって大切なものが何なのか、どういう自分になりたいのか、そんなことはたとえ理論上はわかっていたとしたって、なかなか淡々とバランスよく生きていくということはできないね。
みなさん!!!私も超超弱い人間ですががんばりますわ。
麻
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Posted by イシワタマリMari Ishiwata | 09:29 | Comment [0] | TrackBack [0] | 未分類
うつの台風week

月
絵を描きながら脳内が魔界へトリップ。戻って来れない。
火
「お告げ」みたいな夢で目覚める。だるい。ヒントンちゃんとお茶。自分の魔界逃亡がひとりよがりであったのだと確信する。こうしてひとりよがりな人間になってしまうのはいやだ。ヒントンちゃんは私に説教なんて何もしないけど、私はいつもいろいろ気づく。いつも私の妖精、先生。ありがたい。
水
だるかったのはやっぱり風邪だ、前半は寝込む。今日中に絵を仕上げてスペインに送信しなければならないのに。けっきょく時間と闘いながら送る。スカイプの調子が悪い。スカイプの調子の悪さゆえに恋人と破局になってしまいそうなくらい悪い。会話の半分が「え?」「聞こえた?」「今なんて言ったの?」「聞こえない。」「聞こえてた?」「なに?」苛立ち、哀しくて途方に暮れる。パソコンに弱いので、どうしたらいいのかわからない。
これはもしかすると「うつ」という名の状態だ。いろんなことのうまくいかなさに、「もう生きているのがしんどい」、っていう気持ちになる。身動きをとったり、選択肢の中から何かを選ぶという気力がなく、生きている動機がわからない。こんな不安定な精神状態で恋人と遠く離れてスペインに行くことが哀しくなる。
情緒不安定な自分が、醜くて情けない。
木
大勢の若者に囲まれて過ごす。大学生たちはとてもいい子たちだ。大勢に囲まれるとやっぱりスイッチが入る。「うつ」は自律神経の問題だ、きっと。不規則な生活、部屋の外に出ない、パジャマのまま、化粧しない、そういうのがいけないんだな、きっと。絵を描くことを仕事にするには、自律神経のコントロールはけっこうなメイントピックのひとつだな。バランスをとらなければならない。「全然元気なんですよ」っていう雰囲気で化粧とかして人前に出ると、それなりにスイッチが入る。気持ちの問題だ。そういうわけで、大勢に囲まれて過ごす。
でも、「やっぱり、じつは今、かなり生きていくだけで精一杯なのです」、という気持ちで、恋人に会いに行く。今はそのことだけが生きる動機、という気持ちになる。「会える!」と思うことでのみ、なんとか身を動かすことができる。ああ、そっか、最近うまくいってないのは恋愛なんだ、きっと。などという気持ちになる、正直「恋愛」のことはしばらく忘れていた。
金
(朝)
恋人に会ってなんとか持ちこたえることができたが、依然としてうつである。しかしこれが一時的なものであるということもわかっている、もう少しの辛抱だ、とか思いながらも本当に自分の身体をむりやりに動かす。なるべく動きの少ないルートで移動する、というくらいしか選択の動機がない。
(昼)
事務作業をこなすうちに自律神経がととのってきた。けっきょく、うつを乗り越えるためには頭をつかわないルーチンワークがいいのかもしれない、仕事だ仕事だ、なにも考えずに「やること」をこなすのだ!!
(夜)
好きな仲間たちに囲まれて、けっこういきいきとする。自分の存在価値があるということをようやく思い出してきた、よかった。
最近ひとの相談に乗ることが多い。自分が魔界にトリップしてしまったのはそのせいと思われる。でも最近、相談に乗るの好きなんだ。そういう時期なのかもしれない。
土
体調が最悪。起き上がれずに、うなりながら、薬を飲んで、しばらく寝る。自分を奮い立たせて、外に出たほうがいいのかも、と犬の散歩に出るが、犬にひきずられたまま青い顔をして森の中でへたれこむ。父が車で助けに来る。父の愛を感じながら帰宅して吐いて寝る。ごめん、犬。
中学時代の旧友の結婚パーティだけど、行かれないだろうな、悲しい。と思って、寝て、目が覚めると、意外にも、行ける。遅刻しながらも、着替えて、何事もなかったみたいにパーティに行く。
旧友たちの同窓会である。中学時代である。いちばんつらかった時代、でもいちばんラクだったのかもしれない時代。闘いの前夜。なにもかもが不満で、でもなにもかも事足りてた、恵まれた時代。あの頃。自分には友達なんていないって思っていたけど、この世に「ほんとうに」友達がいない世界が存在するなんて、あの頃は知らなかった。そういう、恵まれた時代。
もう、同級生が続々と結婚する年齢になった。
日
のんびりする。
体調もよくなって、気分はリフレッシュされたみたい。
うつの台風は過ぎ去ったみたい。
よかった・・・もちこたえた。
10代の頃は・・・ほんとうにいつもこの台風とともにつねに暮らしていたんだ。いつも死にそうにして生きてた。でも死の実感も生の実感も、ほんとうは今よりもずっとぼんやりとしていたと思う。
最近では、ひさしぶりだ。恋人に頼ったのもひさしぶりだ。
今週はなんか、10代を思い出した週だったな。
麻
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Posted by イシワタマリMari Ishiwata | 00:23 | Comment [2] | TrackBack [0] | 未分類
